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総合滑降・総合斜面・不整地・フリー
渡辺 三郎審判員
今日のバーンコンディションは、本大会で最もハードな雪質になって、非常に上の方は滑りやすい状況でした。ただ、人工的に作った小さなコブがあり、前半にスタートした選手には少々危険性があったと思われます。後半の選手は、コブの丸くなり滑りやすい状況だったと思います。
全体的なレベルとしては、ほとんどの選手がカービングスキーを使用しての演技だったので、全体的なレベルとしては同じような感触を受けました。その中で柏木君らのカービングスキーに対する使い方や捉えかたが一番スキーが生きてきている感じがします。

285点の最高点を出し
総合優勝を決定的した |
普段のスキーでアンギュレーションを出さない方がスキーに滑走性が出てくるのです。その点でも彼や片山選手の雪面の捉えかたが適切で他の選手より優れていたので、あれだけのハイスピードの中で失速せずにカービングターンが描けるのです。有望といわれる選手達に関しては、今大会では気持ちの方が先行してしまってスキーとの一体感がなかった感を受けます。
また、総合滑降では、競技からの転向組みにも期待がかかったのですが、昨日のバーンコンディションでの身体の動きをしてしまい、少し動きが足りなく単調過ぎたかなと思います。総合滑降の全体の構成として評価が高かったのが、渡辺一樹選手・柏木選手・松沢幸靖選手で、やはり飽きのこない、総合斜面に合う滑りを演技してくれたと思います。
小回り・急斜面・不整地・フリー
森 信之審判員
今回の小回り(急斜面・不整地・フリー)のバーン設定は、ラインがきっちり3本あり、スタートからの斜面状況の変化がわかり難い状況で、コブのサイズも各ラインで異なっていました。前半スタートの選手はセンター、中盤から選手は両サイドのラインを選んできてました。右のラインは、コブが少ない状態でスパートをかけるポイントとか、斜度の変化にうまくタイミングを合わせて滑ってきた選手が高い評価を得られたと思いす。
カービングターンと言われている中でターンの質をうまく表現している選手、ターン弧をうまく作れる、要するに足場の曲線の起動がうまく、雪面に対しての抵抗力の作りが優れている選手に分があったようです。反対に、足場の作れない選手は、ずれ幅が大きくなりスキーを直線的に走らせてしまい斜面の落差、スピードをうまく使いこなせない状況になってしまいます。結果、ターン弧が徐々に大きくなり中回転での身体の使いかたをしてしまい点数が上がらなかったようです。点数の差がはっきりでた種目のひとつでした。
点数がでたのは、柏木選手・渡辺一樹選手・若月選手ですが、センターのラインを滑った人は、比較的前半にスタートした選手でコースが荒れて時期に演技しました。そし

渡辺一樹と共に
最高点をたたき出した若月新一 |
てバーン状況が変化して滑った2班、3班の選手は、上から見て左側のラインを選んできたと思います。それでもコブが出てきた状況で、うまく深くて歯切れの良いターンを演技した渡辺選手・若月選手といったベテランが一味違ったシャープなターン弧を描いてきたと思います。
この種目についての課題は、不整地のコブ斜面なので自分から仕掛けて良いところ、悪いところなど、その状況に適した力のバランスやタイミングを図れるスキーヤーになってもらいたく、経験だけでなく、全体的に運動能力を高めてもらいたいです。
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