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ベルント・グレーバーの観戦レポート
大回り(急斜面・整地・フリー)では、コースがかなり緩んでいたので、各選手が苦労していた思います。カービングスキーは硬いバーンでこそ、その性能を十分に引き出すことができます。しかし、スキー競技という自然の中で行われる競技にいたっては、さまざまな状況変化も受け入れなければならないスポーツであることは異論がないところだと考えます。その意味では、今回のバーンコンディションを一つの状況として受け入れなければならないと思います。ただ、雪が緩んでいることを考えても、全体的にやや積極性に欠ける滑りが多かったと思います。その中で、ひときわ輝いていたのが柏木選手の滑りでした。パワフルで、カービング性能を引き出そうとしている滑りでした。
また小回り(中斜面・整地・規制)のコースでは、渡辺一樹選手が素晴らしい滑りをしていました。コース状況と斜面設定を十分に理解し、的確なスキー操作ができていたと思います。それに対して、柏木選手はペダル運動の要素が強く見受けられ、残念ながらこの種目に関しては、まだ勉強が必要でしょう。また全体的に言えることですが、もっとエキサイティング滑りをしてもよいのではないでしょうか。全体的にコンパクトな運動が多かったと思います。これは選手だけの問題ではなく、種目の設定方法もカービングを意識した種目が考案されるといっそう成功するのではないでしょうか。
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