Cafe de Colombia SKI WORLD CUP 1996/97
Wengen(SUI). Men's 6th Downhill. 18,Jan,1997
クリスチャン・ゲディーナ、連勝
 クラシック第2弾、ウェンゲン(SUI)のラウバーホルン・レースは1月18、19にに行なわれた。
 雪不足のためにここ10年間の間にその半数のレースを中止し、他の会場に譲らなければならなかった世界最長のダウンヒル・コースを持つウェンゲンは、これ以上開催が不可能ならばワールドカップのレギュラーから外すとの通告をFISから受けていた。そのため昨年国民投票を行ない、国会で全コースに人工降雪機の設置許可を得た。ウェンゲンはガソリン車の立ち入りを禁止するほど環境保護にシビアなところであった。
 それだけに今開催の意気込みも荒い。今季は20台のテレビカメラを設置しこれまで見られなかった鉄橋のトンネル入り口もキャッチ、いかにこのコースが凄いのかを全世界に知らしめようとテレビクルーも張り切っていた。
 トレーニングランは快晴にも恵まれすべて順調に消化していたが、事件は3日目の最終トレーニングで起きた。ゴール前の急斜面でアドリアン・デュビラール(FRA)が転倒して意識不明の重体。即座にヘリコプターでインターラーケンの病院へ、さらに細部の検査のためにベルンの大学病院へ転送された。重度の脳震盪、左肋骨骨折、左肺の挫傷で危篤状態が続いた。組織委員会は'91年のラインシュタドラーの事故死を想起し困惑の度を深める。デュビラールの状態が安定しなければレースは中止しなければならない。その夕刻デュビラールは危険状態を脱して関係者はすべてがほっと胸をなで下ろした。

 レースはトレーニングランでベストを出していたクリスチャン・ゲディーナがまたも優勝を飾った。僅差の戦いで2位のリュック・アルファンとの差は100分の13秒。
 「私はリラックスし、そして自信を持って滑れた。それが勝利につながったのだと思う。アルファンはトレーニングでは好調には思えなかったが本番ではまったく違った人間だった。さすがだね」と余裕のコメント。
 そのゲディーナもトラブルに見舞われていた。ゴールラインを超え、電光掲示板を見ようとして転倒、大観衆の目前で数回転したのち、脇に張られたフェンスの中に消えたのだ。救助作業にアルファンらも参加して5人がかりで引き出したが、ゲディーナのスキーは先端の4分の1がぽっきりと折れていた。「首を絞められたようで呼吸が出来ず、早く出してくれというのが精一杯だった。このフィッシャーのスキーは、ウィスラーでも先週のシャモニーでも勝ったスキーなんだ」と勝利の第1声。

 これで滑降種目別を巡るゲディーナ、アルファンの争いも熾烈になってきた。アルファンは「レッドビブ」は非常に重いんだ。彼がこれを着けたことでどのように変わるか。それが勝負のポイントになると思う」と冷静に分析した。

Rank Name Nation Total time
 1 GHEDINA Kristian  ITA   2:24.23
 2 ALPHAND Luc  FRA   2:24.36
 3 STROBL Fritz  AUT   2:24.62
 4 FRANZ Werner  AUT   2:24.63
 5 SKAARDAL Atle  NOR   2:24.68
 6 CAVEGN Franco  SUI   2:24.80
 7 STROBL Josef  AUT   2:24.94
 8 ORTLIEB Patrick  AUT   2:25.25
 9 SCHIFFERER Andreas  AUT   2:25.93
 9 BESSE William  SUI   2:25.93
 11 VITALINI Pietro  ITA   2:26.23
 12 CATTANEO Luca  ITA   2:26.34
 13 PERATHONER Werner  ITA   2:26.44
 14 SAUDER Luke  CAN   2:26.65
 15 KRAUSS Stefan  GER   2:26.71
 15 MOE Tommy  USA   2:26.71
 17 KJUS Lasse  NOR   2:26.85
 18 ASSINGER Roland  AUT   2:26.91
 19 TRINKL Hannes  AUT   2:26.94
 20 CRETIER Jean-Luc  FRA   2:27.15
 21 SELETTO Erik  ITA   2:27.38
 22 WERT Kevin  CAN   2:27.39
 23 HOLZKNECHT Norbert  AUT   2:27.42
 24 BOYD Rob  CAN   2:27.56
 25 FATTORI Alessandro  ITA   2:27.59
 26 PODIVINSKY Ed  CAN   2:27.74
 26 HERRMANN Markus  SUI   2:27.74
 28 FLEISCHER Chad  USA   2:27.75
 29 SENIGAGLIESI Alberto  ITA   2:27.78
 30 RUNGGALDIER Peter  ITA   2:27.84
 31 MULLEN Cary  CAN   2:28.09
 32 LEHMANN Urs  SUI   2:28.10
 33 RAUFFER Max  GER   2:28.16
 33 SIVERTSEN Kenneth  NOR   2:28.16
 35 STEMMLE Brian  CAN   2:28.31
 36 BRUNNER Michael  GER   2:28.33
 37 HOFFMANN Ambrosi  SUI   2:28.43
 38 BLANC Vincent  FRA   2:28.86
 39 STOESSEL Rene  SUI   2:29.27
 40 THORBURN Darren  CAN   2:29.45
 41 MELQUIOND Benjamin  FRA   2:29.56
 42 OLDFIELD Graydon  CAN   2:29.69
 43 MARULLAZ Robin  FRA   2:29.73
 44 BREZAVSEK Ales  SLO   2:29.78
 45 FORRER Christian  SUI   2:29.81
 46 MARIN-CUDRAZ Frederic  FRA   2:29.84
 47 RUPP Heinrich  SUI   2:30.12
 48 AUBONNET Stephane  FRA   2:31.60
 49 DENERIAZ Antoine  FRA   2:32.56

Did not finish 1st run:
RASMUSSEN Kyle (USA), KERNEN Bruno Ii (SUI), BELL Graham (GBR), FOSER Markus (LIE), GROENVOLD Audun (NOR)

Disqualified 1st run:
GALLI Lorenzo (ITA)