ダビデ・シモンチェリ(ITA)、初優勝、パランダー2位、ボーディ3位
Men's 4th Giant Slalom, Alta Badia(ITA). 21/Dec/2003
1st/ Davide Simoncelli(ITA)
2nd/ Kalle Palander(FIN) 3rd/ Bode Miller(USA)
Alta Badia Men's Giant Slalom, Podium
(L-R) Alexander Ploner (Winstar), 2nd/ Palander, 1st/ simoncelli, 3rd/ Miller
Photos: Hiro Yakushi

 男子大回転第4戦目。正規にスケジュールされたアルタ・バディアの大回転である。曇り空、スタートの気温−7℃。同じ日程で行なわれることになっていたサン・モリッツ(SUI)の女子スーパーGが強風と濃霧のためにキャンセルになった。

 1本目、9時45分にスタート。8日前に当地で行なわれたバルディゼールの代替え戦で2位に入ったダビデ・シモンチェリ(ITA)が、カレ・パランダー(FIN)とボーディ・ミラー(USA)を抑えてポールポジション。シモンチェリは不思議なことにこのコースのみで良い成績を上げている。昨年もこのコースで30番スタートで2本目ベストタイムをマークしてトータル2位に入った。1分15秒62。2位のカレ・パランダーは0.23秒遅れ、3位のボーディ・ミラーは0.62秒遅れである。
 4位にアーノルド・リーダー(ITA)が0.86遅れ、5位にラッセ・シュース(NOR)とベンジャミン・ライヒ(AUT)が1秒27遅れの同タイムで付けている。ヘルマン・マイヤー2秒36遅れ17位、エバハルターは3秒42遅れの32位で2本目に残れなかった。

 2本目は、12時30分のスタート。
 2本目最後に滑ったダビデ・シモンチェリがリードを保って逃げ切り、ワールドカップ初優勝を故郷の山で上げた。2位のカレ・パランダーに1秒03の差を付けての完勝である。1本目3位だったボーディ・ミラーは1秒21差の3位。1本目12位だったマッシミリアーノ・ブラルドーネ(ITA)が2本目のベストタイムをマークして4位にランク・アップした。

 優勝したダビデ・シモンチェリは1979年生まれの24歳。1999年からナショナルチーム入りしたカラビニエリ(軍隊警察)である。2001年からワールドカップに挑戦。昨年も当地で30番スタートから1本目26位。2本目にベストタイムをマークして2位に入っていて、このコースを最も得意としている。大回転のスペシャリストだが今季は8日前のアルタ・バディア第1戦で2位に入っている以外は成績がない。不思議な選手である。イタリアの選手がここで勝ったのは1994年にアルベルト・トンバが勝って以来の快挙?である。そのトンバはイタリアテレビのコメンテーターとしてレースを解説していたが、「シモンチェリ、おめでとう」と大騒ぎ。シモンチェリは最高のクリスマス・プレゼントをイタリアのファンにプレゼントしたわけだ。

 5位に入ったベンジャミン・ライヒ(AUT)は今季、滑降以外のレースには全部出場し、すべてでポイントを上げている。トキやDNQが一度もない。開幕戦ソールデンのGSで5位、レーク・ルイーズのSGで4位、マドンナのSL4位、そして今日5位と成績もそこそこに良い。だがまだ勝てない。2001年12月にクラニスカ・ゴラ(SLO)のSLで勝って以来勝ち星に見放されているが、今季は1〜2月の怒濤のクラシック・シリーズで勝ち星を挙げることが出来るか。
 カナダの10年選手、トーマス・グランディも今季は調子がよい。1本目は22番スタートから8位、2本目は6位のタイムでトータル6位に浮上した。8日前のレースも6位と、GSで調子を上げている。
 1本目5位に付けていたラッセ・シュースは2本目失速し9位に後退した。

 46番で滑って12位に入ったアレクサンダー・プロナー(ITA)が「ウィンスター賞」を獲得した。イタリアチームは優勝シモンチェリ、4位にブラルドーネ、7位にアーノルド・リーダー、8位にアルベルト・シェパッティとベスト10に4人を送り込み、さらに「ウィンスター」をプロナーが獲得と、トリノ・オリンピック目指しての強化が着実に進んでいる。

Men's 4th Giant Slalom - Alta Badia, 21/Dec/2003
Rank
Bib
Name
Nat
Time
Diff
1st run
2nd run
1
( 14)
SIMONCELLI Davide
ITA
2:33.90
0.00
1:15.62
1:18.28
2
( 4)
PALANDER Kalle
FIN
2:34.93
1.03
1:15.85
1:19.08
3
( 5)
MILLER Bode
USA
2:35.11
1.21
1:16.24
1:18.87
4
( 13)
BLARDONE M.
ITA
2:35.33
1.43
1:17.60
1:17.73
5
( 1)
RAICH Benjamin
AUT
2:35.89
1.99
1:16.89
1:19.00
6
( 22)
GRANDI Thomas
CAN
2:36.00
2.10
1:17.28
1:18.72
7
( 12)
RIEDER Arnold
ITA
2:36.12
2.22
1:16.48
1:19.64
8
( 24)
SCHIEPPATI A.
ITA
2:36.21
2.31
1:17.39
1:18.82
9
( 19)
KJUS Lasse
NOR
2:36.27
2.37
1:16.89
1:19.38
10
( 7)
CHENAL Joel
FRA
2:36.67
2.77
1:17.88
1:18.79
11
( 35)
SPENCER Dane
USA
2:36.71
2.81
1:18.89
1:17.82
12
( 46)
PLONER A.
ITA
2:36.75
2.85
1:18.83
1:17.92
13
( 28)
SOLBAKKEN B.
NOR
2:36.78
2.88
1:18.52
1:18.26
14
( 33)
GOERGL Stephan
AUT
2:37.04
3.14
1:17.65
1:19.39
15
( 3)
SCHILCHEGGER
AUT
2:37.05
3.15
1:17.18
1:19.87
16
( 2)
KNAUSS Hans
AUT
2:37.12
3.22
1:17.88
1:19.24
17
( 23)
SVINDAL A.
NOR
2:37.21
3.31
1:18.14
1:19.07
18
( 38)
DE TESSIERES
FRA
2:37.28
3.38
1:18.47
1:18.81
18
( 10)
CUCHE Didier
SUI
2:37.28
3.38
1:17.43
1:19.85
20
( 8)
SCHIFFERER A.
AUT
2:37.50
3.60
1:18.32
1:19.18
21
( 17)
DEFAGO Didier
SUI
2:37.70
3.80
1:18.11
1:19.59
22
( 34)
GUFLER Michael
ITA
2:37.78
3.88
1:18.74
1:19.04
23
( 20)
SCHOENFELDER
AUT
2:37.91
4.01
1:17.99
1:19.92
24
( 44)
BURTIN Raphael
FRA
2:37.97
4.07
1:18.55
1:19.42
25
( 29)
KARLSEN T.
NOR
2:38.47
4.57
1:18.27
1:20.20
26
( 18)
MAIER Hermann
AUT
2:38.54
4.64
1:17.98
1:20.56
27
( 27)
UOTILA Sami
FIN
2:40.31
6.41
1:18.37
1:21.94
28
( 32)
RAHLVES Daron
USA
2:43.66
9.76
1:17.74
1:25.92
 
( 15)
MAYER C.
AUT
DNF
 
1:17.47
 
 
( 30)
ERTL Andreas
GER
DNF
 
1:18.84
 

FIS Official Result