FIS ALPINE SKI WORLD CUP 2002/03
Men's 4th Giant Slalom, Alta Badia(ITA). 22,Dec,2002
ボーディ・ミラー、今季初優勝
1st/BodeMiller DavideSimoncelli
1st / Bode Miller(USA). Photo:Penta Photo Davide Simoncelli(ITA). Photo:Soelden GS

 男子大回転第4戦は12月22日、アルタ・バディアITA)で行なわれ、ボーディ・ミラー(USA)が今季初優勝、通算ワールドカップ5勝目を上げた。2位にはルーキーのダビデ・シモンテェリ(ITA)、3位にベテランのクリスチャン・マイヤー(AUT)が渋い滑りで食い込んだ。

 1本目のベストタイムはボーディ・ミラー。0秒51遅れの2番手にはバル・ガレデナ(ITA)のスーパーGで初優勝を上げたばかりのディディエ・デファーゴ(SUI)。0秒84遅れの3位に2年前にここで初優勝を上げたジョエル・シェナル(FRA)。

 2本目に波乱が待っていた。曇天だがコースは軟弱で多くのレーサーが苦労を強いられた。1本目2秒23遅れで26位だったダビデ・シモンチェリ(ITA)が、2本目のベストタイムとなる滑りで後続を待つ。だが誰もこれを抜くことが出来ない。1本目9位のクリスチャン・マイヤー(AUT)が1/100秒差まで追い上げたが抜けなかった。
 最後にスタートしたボーディ・ミラーは2秒以上のアドバンスを生かして何とか逃げ切った。

 ダビデ・シモンチェリは1979年生まれ23歳、2001シーズンにデビューし、これまでの最高成績は今季パーク・シティの大回転での15位。格別目立つ選手ではなかった。それが地元イタリアで爆発力を発揮した。2006年のトリノ・オリンピックを目指して、イタリアの強化は順調に進んでいる。

 トップシードの選手がシモンチェリを抜くことが出来なかった原因は、コース中盤の急斜面で、ターンをシャープに仕上げられなかったことが上げられる。これはコースが軟弱だったことが原因である。スキーがずり落ちて皆苦労をした。シモンチェリの滑りがダントツに良かったわけではない。早いスタート順(2本目5番のスタート)が功を奏した。

 ボーディ・ミラーはいつものように、ふわりとスタートし、ごく自然体で滑り、勝っても格別大袈裟なポーズを取るでもなく、周りからの祝福を淡々と受け流した。シモンチェリとは2秒以上あったタイム差がゴールしてみると1秒弱に縮まっていたが、余裕の勝利といえるだろう。高速系でも良い成績を上げているので、今後の戦いぶりに注目しよう。

 1本目で転倒したフレデリック・ニーベルク(SWE)は腰を痛め、ヘリコプターでブルニコの救急病院に運ばれた。

Rank Name Nat. Run 1 Run 2 Total
 1 MILLER Bode  USA   1:14.03  1:19.78  2:33.81
 2 SIMONCELLI Davide  ITA   1:16.26  1:18.61  2:34.87
 3 MAYER Christian  AUT   1:15.49  1:19.39  2:34.88
 4 CHENAL Joel  FRA   1:14.87  1:20.02  2:34.89
 5 BLARDONE Massimiliano  ITA   1:15.04  1:19.89  2:34.93
 6 DEFAGO Didier  SUI   1:14.54  1:20.43  2:34.97
 6 KNAUSS Hans  AUT   1:15.23  1:19.74  2:34.97
 8 RAICH Benjamin  AUT   1:15.51  1:19.64  2:35.15
 9 SVINDAL Aksel Lund  NOR   1:16.30  1:18.91  2:35.21
 10 PAVLOVCIC Uros  SLO   1:15.96  1:19.29  2:35.25
 11 ROBERTO Alessandro  ITA   1:16.18  1:19.14  2:35.32
 11 ERTL Andreas  GER   1:16.33  1:18.99  2:35.32
 13 SCHILCHEGGER Heinz  AUT   1:15.73  1:19.64  2:35.37
 14 VON GRUENIGEN Michael  SUI   1:15.88  1:19.60  2:35.48
 15 GRUBER Christoph  AUT   1:15.22  1:20.28  2:35.50
 16 KJUS Lasse  NOR   1:16.07  1:19.53  2:35.60
 17 CUCHE Didier  SUI   1:15.26  1:20.42  2:35.68
 18 MILLET Vincent  FRA   1:15.95  1:19.90  2:35.85
 18 AAMODT Kjetil Andre  NOR   1:15.64  1:20.21  2:35.85
 20 SCHIFFERER Andreas  AUT   1:15.49  1:20.44  2:35.93
 21 DE TESSIERES Gauthier  FRA   1:16.27  1:19.68  2:35.95
 22 GRANDI Thomas  CAN   1:15.51  1:20.51  2:36.02
 23 VIDAL Jean-Pierre  FRA   1:15.64  1:20.42  2:36.06
 24 GOERGL Stephan  AUT   1:16.49  1:19.60  2:36.09
 25 PALANDER Kalle  FIN   1:15.87  1:20.36  2:36.23
 26 STROBL Josef  AUT   1:15.81  1:20.49  2:36.30
 27 SCHLOPY Erik  USA   1:16.07  1:20.81  2:36.88
 28 FILL Peter  ITA   1:15.88  1:24.71  2:40.59

FIS Official Result