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| FIS Alpine Ski World Cup 2001/02 |
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| Kitzbuhel(AUT). Men's 7th Slalom. 20,Jan,2002 |
ライナー・シェンフェルダー(AUT)、今季初優勝。皆川は2本目転倒
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| 1st Rainer Schoenferder(AUT) |
2nd Kilian Albrecht(AUT) |
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| 3rd Bode Miller(USA) |
皆川賢太郎、2本目途中棄権 |
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↑男子コンビ表彰台
ワルヒホッファー、オーモット、チュース
←男子スラローム表彰台。
アルブレヒト、シェンフェルダー、ミラー |
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キッツビューエル・ハーネンカム大会の最終日はスラロームである。昨日のダウンヒルの5万人には届かないもののざっと見ただけで3万人は入っているだろう。国別にグループを作った応援団が鉦や太鼓、喇叭、そして国旗で応援を繰り広げる。スロベニア、クロアチア、オーストリアが入り交じってそれはもう大変な騒ぎなのである。トンバがいなくなって久しいがイタリアからの応援団が少ないように感じる。一番少ないのは日本からだ。やっぱり陸続きにはかなわない。
最近のスラロームの旗は(旗がなくなったからゲートと言った方がよいのだろうが、そこはそれ筋金入りのロートルが書いていますからご勘弁下さい)、そう最近のスラロームの旗は急に変わってきた。アーデルボーデンのスラロームをテレビで見た人なら感じたはずだが、インターバルに変化が現われた。従来よりも遙かに長いインターバルを多用しているのだ。もちろんヘアピンだとかストレートフラッシュは変わらないが、それをつなぐのにGSかと見まごうほどの長い間隔を使っているのだ。それに対応できている選手が当然勝つ。
ライナー・シェンフェルダーはここしばらく調子が良くなかった。2000年のトッドナウ(GER)で初優勝を上げて以来勝ち星から見放されていた。2、3位には来たのだが表彰台の真ん中はこれがやっと2回目である。ベンジャミン・ライヒと一緒に上がってきた選手だが、ベンジャミンの方が一足先に勝ち星を重ねていた。だがベンジャミン、マリオ・マットの両雄が絶不調で、今日のシェンフェルダーと2位のキリアン・アルブレヒトにオリンピック出場のチャンスが巡ってきた。マリオ・マットは今日のレースで右肩を痛め2週間の休養が必要とのことだが、別な報道によるとオリンピックは絶望的とか。もう一人のエース、ハインツ・シルヒエッガーも怪我で休養中だが、それにしてもオーストリアという国は層が厚い。誰かが怪我で欠場しても必ず誰かが上がってくる。
3位にはボーディ・ミラー(USA)。1本目、2本目ともに失敗したにもかかわらずここのいるのだから、その実力は相当なものだ。ウェンゲンのコンビに出場して3位になっているが、ハーネンカムのコンビには出場しなかった。ソルトレークではコンビに出てくるだろう。まずコンビでメダルを取り、後半の技術系に弾みを付ける戦法だ。彼は自分が何をしなければならないかを良く知っている。コンビではオーモットといい勝負になるだろう。
日本からはいつもの4人が出場したが順位を書くのもはばかられる。皆川賢太郎が1本目30位でかろうじて2本目に残ったが、その2本目、1番にスタートしてゴール前、見事に宙返り転倒して記録なし。
ハーネンカム・コンビはウェンゲンのコンビで今季初優勝を上げたチェティール・アンドレ・オーモットが連勝した。滑降2位、スラローム19位での優勝である。2位には同僚のラッセ・チュース、3位にミハエル・ワルヒホッファー(AUT)が入った。オリンピックもこの3人で決まりそうだが、ここに割って入るのがボーディ・ミラーだ。 |
★コラム★ 鈴木まさる
[THE RACE]と言って憚らないいレース中のレース、スキー学校の中でも100年の歴史を誇るキッツビューエルスキークラブがここハーネンカムレースのオーガナイザーでもある。確かにここの大会だけはいわゆるワールドカップスキーではなく、そう言わせるだけの「MUST]の風格があります。
それを理解するには、あのハーネンカム(鶏冠)のダウンヒルコースを一度滑り降りる必要があります。ハーネンカムバーンのゴンドラ頂上から一気に60%を超えるそれこそ鶏冠状に急斜面が息つく間もなく連続する、しかも往々にしてブルーアイスの堅いアイスバーンのコースは、きっとその昔地元の若者の肝試しだったんではないでしょうか。あんなところをまっすぐに滑り降りるなんてのは普通の神経ではありません。
例年通り5万人を超える観衆が群がるゴールに向かってツィールハングからコンプレッション、そして最後のゴール前のジャンプを5〜60メートルも飛んで突っ込んでくるダウンヒルは、先週のウエンゲンではさながらオーストリア選手権を思わせる上位独占に比べれば控えめとは言え、地元オーストリアのシュテファン・エバーハルターが優勝して観衆の意気もあがります。今年から夜12時以降は閉店義務のついたという街中至るところに設置された架設バーを中心に、町に繰り出した観衆は一気に酔っ払い集団に変身します。

さて前夜の疲れか観衆の出足が鈍い今日の男子スラロームですが、ラップを取ったこのところ絶好調のベテラン7番スタートのミチヤ・クンチ、上位に定着したイビツァ・コステリッチ、ジャン・ピエール・ヴィダルの2新人、そしてどん底から這いあがってきたこれまたベテランのトム・スチアンセン、そしてやっと地元オーストリアのライナー・シェンフェルダーと続きますが、トップとの差1秒以内に11選手がひしめき合う混戦状態のレベルの高い1本目、ドン尻の30位で予選通過した我らが皆川選手、トップとのタイム差は1秒78とそれほど悪くはないのですが、ここ最近のレースレベルは確実に上がっています。予選のカットラインはもう昔みたいに2秒50レベルではないのです。
今大会で引退を決意したトマス・シッコーラの最後の滑りを見やって、「とにかく他の人と同じレベルのタイムでは上には行けないし、今日の成績では2本目は行くしかないですから」。
1番スタートの皆川選手「今日は後半絶対にバーンが荒れると思うので、このタイム差なら2本目好条件を生かして10位くらいには食い込むつもり」でスタート。上部から中間の地形通りにセットされた難しい右上がりに振ってある旗門を軽快に通過してきて、結構行けるかなーと思わせたゴール直前のストレートの「鬼門」を欲張ってダイレクトに攻めすぎスキーが重なったのか、宙に飛ぶ派手な転倒で万事休す。日本[チーム]はまたもや全滅でした。
こう成績が出ないままで来るとどうしても「イケイケ」の雰囲気になりにくいんですね。やはりチームメイトの相乗効果は大きいですから。ベテランが活躍して新人の台頭を促しているスロベニアチームが良い例ですね。
残すところ、明後日のシュラドミングのみとなりました。 |
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