"AUDI" ALPINE FIS SKI WORLD CUP 2006/07
77th, INTERNATIONAL LAUBERHORNRENNEN
Men's 3rd Super Combined. Wengen (SUI). 14,Jan,2007
マリオ・マット(AUT)、2年ぶりの大逆転勝利、ワールドカップ通算6勝目
男子スーパー・コンビネーション第3戦、ウェンゲン(SUI)、2007年1月14日
Wengen (SUI) Men's Super Combined. Podium (L-R) 2nd / Berthod, 1st / Matt, 3rd / Zurbriggen
Wengen (SUI) Men's Super Combined 1st / Mario Matt (AUT), Downhill & Slalom
2nd / Mark Berthod (SUI) Slalom 3rd / Silvan Zurbriggen (SUI) Slalom
4th / Ivica Kostelic (CRO) このところ好調のスイスチームの面々

 男子スーパー・コンビネーション第3戦は1月14日、スイス・ベルナーオーバーランドの景勝地、ウェンゲンで行なわれた。本来はこの日はスラロームの予定だった。だがこのところ続いている高気温でスラロームのコース造ることが出来なかったのだ。スーパー・コンビネーションの場合は1本のみのスラロームなので、ない雪をかき集めてなんとかコースを確保したのである。だがこの日の気温は+11℃、とてもレースが出来る状態ではなかった。だが、スケジュール消化のためには何とかやっておかなければならなかったのだ。中止になったこの日のスラロームを何時何処でやるかはまだ決まっていない。

 午前10時30分から行なわれた前半のダウンヒルはスタートの標高2000m、ゴール1287m、標高差713m、全長3088mで行なわれた。スタート地点はフントショフの下である。ウェンゲンにしては何とも情けないコース設定になった。

 前半ダウンヒルのベストタイムはイタリアのペーター・フィル(24歳)で1分36秒81。1/100秒差の2位にアメリカのボーディ・ミラー(29歳)、3位に0秒16差でオーストリアのミヒャエル・ワルヒホッファー(31歳)が付けた。

 後半のスラロームは通常のスラローム・ピステ、ユングフラウ・コースが使われた。コース状況を見て8名がスタートをとり止め(ペナルティー覚悟で)、51名がスタートした。滑降34位のマリオ・マット(AUT・27歳)は1番スタートという幸運を引き当てた。

 優勝したマリオ・マットは2本目のベストタイムを叩き出し、そのまま生き残ってコンビの初優勝を飾った。
 「ダウンヒルには50番でスタートして優勝できたなんて全くの驚異的な出来事だ。勿論スラロームを1番でスタート出来たのはラッキーだった。しかし、ウェンゲンのコンビは難しい滑降と魅力いっぱいスラロームで、ここで一度は勝ちたいと常々から願っていた。肩のケガはいまだにあとを引き、筋肉の緊張はあるが治療を続けて大分よくなってきているところ。今季はスキーもブーツも変えて調整に手間取ったが今日で自信を得ることが出来た。スタートのルールが変わることについては以前にもあったことだし、異存もなくとくに対処は考えていない。今季の目標は良い結果を出してスラロームの順位を上げること。オーレ世界選手権ではスラロームとコンビに出場したい。とりあえずシュラドミング(AUT)で勝つことを念頭にしている」。

 2位にはアーデルボーデン(SUI)のスラロームで初優勝を飾ったスイスの新鋭、マーク・ベルトー(23歳)。今季ビーバー・クリーク(USA)のスーパー・コンビでも2位に入っていて、この種目の総合暫定トップに立ってレッド・ビブを貰った。
 父マルチンも、伯父レネ(ワールドカップ滑降で2位が4回ある)もかっての滑降選手。幼児からスキーの手ほどきは充分に受けて育ったがマークは技術系を得意としていた。ワールドカップ界で一番の敏捷性を備え、さらに図太い神経の持ち主であることがマークの特色である。
 「今日は下見で、いやちゃんと下見はやりましたよ!自分のスタート順とコースの荒れなんか気にしないことにした。マリオがいつまでもリーダーに立っていたからそれを確認していた。どっちだっていい、エラーなくレースをやることだけを念頭に置いていた。チーム仲間といいトレーニングが出来てこの効果だと思っています。ああ、コンビのリーダーの赤いゼッケンをもらいました」。

 3位に同じスイスのシルバン・ツルブリッゲン(25歳)。
 「ピルミン!と呼ばれるのはいつものこと。栄誉なことと思い、ピルミンに及びはつかないものの密かに喜んでいます。自分はスラロームのスペシャリストではなく、高速系も大好きなんです。しかし、滑降、スーパーGに専念するとスラロームが上手くいかなくなってしまう悪いところがあります。今日はこれがうまくかみ合ってお立ち台にたつことができたわけです。で、4種目ではと聞かれれば自分はやはりスラローマーです」。


 滑降28位で、スラロームを7番でスタートしたクロアチアのイヴィツァ・コステリッチ(27歳)は、スラローム2位のタイムでトータル4位に入賞した。

 ボーディ・ミラーは総合トップ奪回のチャンスだったが、上部でポールをまたぎあえなくコースアウトした。

[Report: Kiyoko Hata, KiPO PRESS]

Men's 3rd Super-Combined, Result
Rank Name Year Nat. Total Time
 1 MATT Mario  1979  AUT   2:27.87
 2 BERTHOD Marc  1983  SUI   2:28.25
 3 ZURBRIGGEN Silvan  1981  SUI   2:28.28
 4 KOSTELIC Ivica  1979  CRO   2:28.48
 5 ALBRECHT Daniel  1983  SUI   2:28.71
 6 RAICH Benjamin  1978  AUT   2:28.72
 7 DEFAGO Didier  1977  SUI   2:28.88
 8 SVINDAL Aksel Lund  1982  NOR   2:28.89
 9 BAUMANN Romed  1986  AUT   2:29.00
 10 LIGETY Ted  1984  USA   2:29.08
 11 SCHEIBER Mario  1983  AUT   2:29.16
 12 RAINER Niklas  1983  SWE   2:29.46
 13 OLSSON Hans  1984  SWE   2:29.54
 14 MYHRE Lars Elton  1984  NOR   2:29.68
 15 WALCHHOFER Michael  1975  AUT   2:29.72
 16 KUCERA John  1984  CAN   2:29.78
 17 SCHOENFELDER Rainer  1977  AUT   2:29.81
 18 THEAUX Adrien  1984  FRA   2:29.98
 19 BOURGEAT Pierrick  1976  FRA   2:30.12
 20 LARSSON Markus  1979  SWE   2:30.15
 21 FILL Peter  1982  ITA   2:30.25
 22 JERMAN Andrej  1978  SLO   2:30.29
 23 EISATH Florian  1984  ITA   2:30.33
 24 NYMAN Steven  1982  USA   2:30.67
 25 PAQUIN Pierre  1979  FRA   2:30.83
 25 BOURQUE Francois  1984  CAN   2:30.83
 27 GRANGE Jean-Baptiste  1984  FRA   2:30.87
 28 CLAREY Johan  1981  FRA   2:31.57
 29 DREIER Christoph  1981  AUT   2:31.86
 30 POISSON David  1982  FRA   2:31.92

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