"Audi" FIS Alpine Ski World Cup 2005/06
Shiga-Kogen (JPN), Men's 8th Slalom. 10,Mar,2006
男子回転第8戦、志賀高原、2006年3月10日
ベンジャミン・ライヒ(AUT)、ワールドカップ今季初優勝、佐々木明・2位
Shigakogen(JPN), Men's Slalom-1,Podium. (L-R) 2nd / Sasaki(JPN), 1st / Raich(AUT), 3rd / Grandi(CAN)
1st / Benjamin raich (AUT)
2nd / Akira Sasaki (JPN)
3rd / Tomas Grandi (CAN) 14th / Kentaro Minagawa (JPN)

 志賀高原にワールドカップが帰ってきた。3シーズンぶりの開催となった焼額オリンピックコースでのスラローム。今年はワールドカップ・スラロームの第8戦と第9戦が予定された。
 3月10日、薄曇りの天候で開催された第8戦。オリンピック・チャンピオンのベンジャミン・ライヒ(AUT)が今シーズンのスラローム初優勝を挙げ、日本のホープ、佐々木明(ガーラ湯沢)が2位に入賞した。

 1本目ベストタイムを上げたのはベンジャミン・ライヒ、46秒24。2位にライナー・シェンフェルダー(AUT)、46秒52。3位にテッド・リゲティ(USA)が46秒54で付けた。5位に皆川賢太郎(アルビレックス新潟)、46秒73。佐々木明は、6位タイ、46秒81。

 2本目は、1本目のスピードとタフさが要求される攻撃的なセット(57ゲート)に対し、2本目はけれん味のないマイルドだがなやはりタフさが要求されるセット(58ゲート)。

 13番スタート(1本目18位)のミッシェル・ジャニック(CAN)が2本目の2位となる良いタイムを出し暫定トップに立つ。23番スタートのトーマス・グランディ(CAN)が合計でジャニックを抜き暫定トップに躍り出た。
 そして1本目6位の佐々木明。ノーミスの滑りでグランディを抜いてトップに立った。盛り上がる観衆に向かってガッツポーズを繰り返す佐々木。1本目5位の皆川賢太郎を待つ。だが中間の急斜面は明らかに精彩を欠いた滑りで上に立つことは出来なかった。1本目トップのライヒが来るまで佐々木はトップを維持。

 ベンジャミン・ライヒは今季ここまで、スラロームでワールドカップの勝利はなかった。だが今日の滑りは違っていた。オリンピックで完全に調子を取り戻し、自国のコーチがセットしたゲートを完璧なまでのスラロームで志賀高原第1戦を制した。

 日本チームは湯浅直樹(北海道東海大)がスタートして直後にゲートを跨ぎ途中棄権。生田康宏(東京美装)、岡田利修(天山リゾート)の二人も1本目途中棄権。花田将司(北海道東海大)は1本目44位で2本目には進めなかった。

 1位、ベンジャミン・ライヒ
 「1本目は自分にとって厳しいレースだった。難しいゲートでスピードが必要で、リズム変化に苦労した。2本目は完璧なレースが出来たと思う。これまで今シーズンは何度も1本目にベストタイムを出し、2本目も中間まではトップのタイムでいながらフィニッシュ出来ないレースが続いていた。オリンピックでは十分にトレーニング出来る時間があったので、滑りを修正しメダルを取ることが出来た。このことで自分の調子を取り戻すことが出来、今日の勝利につなげることが出来た。本当に嬉しい」。

 2位、佐々木明
 「大勢の観客の前で、声援に後押しして貰って2位をゲットすることが出来た。イケイケ、ゴーゴーの気持ちでレースをした。やはり表彰台に立たないことには何の意味もない。オリンピックで失敗したことは全然後を引いてはいない。次は日本だと気持ちを切り替えて、前向きに自信を持って戦うことを心がけ、今日の成績に結びついた。観客の皆さんにありがとうと言いたい」。

 3位、トーマス・グランディ
 「表彰台という者は良いものだ。先にチームメートのジャニック(4位)が良いタイムを出したことが、僕のモチベーションに火を付けた。1本目は速いコースで手間取ったが2本目は最高のスキーが出来た」。

Rank Bib Name Nat. 1st Run 2nd Run Total Time
 1  7 RAICH Benjamin  AUT   46.24  50.42  1:36.66
 2  11 SASAKI Akira  JPN   46.81  50.02  1:36.83
 3  10 GRANDI Thomas  CAN   46.94  50.23  1:37.17
 4  24 JANYK Michael  CAN   47.40  49.79  1:37.19
 5  6 LIGETY Ted  USA   46.54  51.00  1:37.54
 6  16 SVINDAL Aksel Lund  NOR   47.32  50.29  1:37.61
 7  15 TISSOT Stephane  FRA   46.81  50.82  1:37.63
 8  28 NEUREUTHER Felix  GER   47.02  50.62  1:37.64
 9  5 PALANDER Kalle  FIN   46.64  51.11  1:37.75
 10  3 SCHOENFELDER Rainer  AUT   46.52  51.29  1:37.81
 11  36 ENGL Kurt  AUT   47.82  50.04  1:37.86
 12  35 VALENCIC Mitja  SLO   48.06  49.84  1:37.90
 13  19 THALER Patrick  ITA   47.39  50.55  1:37.94
 14  8 MINAGAWA Kentaro  JPN   46.73  51.27  1:38.00
 15  13 KOSTELIC Ivica  CRO   47.56  50.56  1:38.12
 16  2 ROCCA Giorgio  ITA   46.96  51.18  1:38.14
 17  44 GINI Marc  SUI   48.50  49.71  1:38.21
 18  12 LARSSON Markus  SWE   47.06  51.17  1:38.23
 19  4 HERBST Reinfried  AUT   47.08  51.17  1:38.25
 20  17 MATT Mario  AUT   47.71  50.56  1:38.27
 21  48 ANSELMET Alexandre  FRA   48.11  50.26  1:38.37
 22  41 ROY Jean-Philippe  CAN   47.97  50.44  1:38.41
 23  21 HANSSON Martin  SWE   47.32  51.13  1:38.45
 24  9 VOGL Alois  GER   47.22  51.26  1:38.48
 25  27 DEVILLE Cristian  ITA   47.80  50.77  1:38.57
 26  14 PRANGER Manfred  AUT   48.11  50.70  1:38.81
 27  29 BIGGS Patrick  CAN   48.23  56.31  1:44.54
 28  52 MISSILLIER Steve  FRA   47.36  1:00.76  1:48.12

FIS Official Result