"Audi" FIS Alpine Ski World Cup 2004-05
Men's 2nd Slalom, Sestriere(ITA), 13,Dec,2004
ボーディ・ミラー、今季4種目完全制覇、今季6勝目
セストリエール(ITA), 男子回転第2戦 2004年12月13日
Sestriere Men's Slalom, Podium, (L-R) 2nd/ Zurbriggen, 1st/ Miller, 3rd/ Palander
1位、ボーディ・ミラー(USA)
2位、シルバン・ツルブリッゲン(SUI) 3位、カレ・パランダー(FIN)
5位、佐々木明(ガーラ湯沢) 11位、皆川賢太郎(アルビレックス新潟)
21位、湯浅直樹(北海道東海大) 5位表彰台の佐々木明(賞金6000.CHF)

 ボーディ・ミラー(USA)が計り知れないほどの底力を発揮した。1本目ベスト・タイムをマークし、2本目はあわや片反かと思わせる激しい滑りをしたが、彼にとってはあれは失敗ではない。2本目もベストタイムを刻み2位に1秒27の大差を付けて完勝した。これで今季6勝目。全種目で勝利を上げたわけである。ウェンゲンのスーパーコンビ、キッツビューエルのコンビもすでに約束されたようなものだ。そうするとシーズン6種目に優勝と、ワールドカップの歴史に新たな1ぺージを書き加えることになる。総合得点も現在のところ730ポイント。この調子で行くとヘルマン・マイヤーが持っている最多得点、2000ポイントをも抜きシーズン最多得点新記録を達成しそうである。
 「良い感覚があるときにはすべてが問題なく上手く行くんだと思う。それと健康であること、今は何の病気もないし自分のバランスもいい、それらが必然的にいい成績を出したのだろう。1本目はパーフェクト、いや2本目も悪くはなかった。しかし、30番スタートで勿論波はあったが、夜は気温も下がり雪はドライでいい状況になる。それにしても1本目の雪はとてもスムースだった。ナイターはいい、静かにレースが出来る。今季はスラロームはトレーニングは量が少ない、フルアタックするが自分の限界におけるリスクで行きたい」。

 2位に入ったシルバン・ツルブリッゲンは、2003年サン・モリッツ世界選手権の回転で2位になって以来の表彰台。1本目の10位から2本目はベストタイムを叩きだしてのランクアップである。いよいよ本物になってきた感がある。
 「2本目は確かに良いレースが出来たとは思ったけど、まさか2位まで行くとは考えもつかなかった。初めてのワールドカップお立ち台の驚きと感激に溢れています。トレーニングをやっと証明できたことは嬉しいです。スラロームコーチと約束で、このスラロームに良い結果を出したらバル・ガルデナの滑降にエントリーしてもいいことになっています。まだ聞いてないんだけど出させてくれるんだろうなぁ。 ボーディは我々とは一段上の人間だと思う。彼のクールネスは素晴らしい。ビーバー・クリークでレース1時間前に誰も近づけずに静寂の中で1個のハンバーグじっくり味わっているのを見たんだ」。

 日本チームの活躍は称賛に値する。佐々木明(ガーラ湯沢)5位、皆川賢太郎(アルビレックス新潟)11位、湯浅直樹(北海道東海大)21位。かつて日本チーム(アルペン)がひとつのレースでこれほどのレザルトを残したことはない。レースを観戦していた競技本部長の村里敏明氏は「本当にいいチームです」と感激の面持ちで感想を洩らしていた。佐々木はトップのボーディ・ミラーに1本目、2秒21遅れの20位。これには悔いが残る。2本目は3位のタイムだっただけに惜しかった。2本とも揃えることが出来たら表彰台だった。
 皆川賢太郎は確実に上がってきている。1本目は26位だったが2本目のスパートで11位にまで浮上した。湯浅直樹は初めてのワールドカップポイントである。日本チームはこれからスラロームでは4人+1人体制で臨むことが出来る。チームとしての体裁が整ってきた。ボルミオ世界選手権は史上最強のチームとして威力を発揮するだろう。

Rank Bib Name Nation Run 1 Run 2 Total Time
 1  4 MILLER Bode  USA   50.51  48.52  1:39.03
 2  11 ZURBRIGGEN Silvan  SUI   52.00  48.30  1:40.30
 3  5 PALANDER Kalle  FIN   51.21  49.23  1:40.44
 4  7 RAICH Benjamin  AUT   51.51  49.83  1:41.34
 5  15 SASAKI Akira  JPN   52.72  48.63  1:41.35
 6  24 ROTHROCK Tom  USA   52.08  49.45  1:41.53
 7  3 PRANGER Manfred  AUT   51.70  49.86  1:41.56
 8  16 MOELGG Manfred  ITA   51.93  49.74  1:41.67
 9  1 SCHOENFELDER Rainer  AUT   51.86  49.92  1:41.78
 10  17 BROLENIUS Johan  SWE   52.95  48.88  1:41.83
 11  35 MINAGAWA Kentaro  JPN   53.04  48.89  1:41.93
 12  21 VOGL Alois  GER   52.20  49.81  1:42.01
 13  12 GRANDI Thomas  CAN   52.48  49.59  1:42.07
 14  30 MYHRER Andre  SWE   52.64  49.50  1:42.14
 15  25 ENGL Kurt  AUT   52.54  49.61  1:42.15
 16  53 JANYK Michael  CAN   53.01  49.17  1:42.18
 17  26 VIDAL Jean-Pierre  FRA   52.20  50.03  1:42.23
 18  10 BURAAS Hans-Petter  NOR   52.53  49.88  1:42.41
 19  20 GRUBELNIK Drago  SLO   52.95  49.76  1:42.71
 19  27 MARINAC Martin  AUT   53.02  49.69  1:42.71
 21  56 YUASA Naoki  JPN   53.10  49.67  1:42.77
 22  32 KJUS Lasse  NOR   53.06  50.40  1:43.46
 23  37 LIGETY Ted  USA   52.03  58.29  1:50.32
 24  6 ROCCA Giorgio  ITA   51.14  1:00.46  1:51.60
 25  19 NEUREUTHER Felix  GER   51.37  1:09.84  2:01.21

FIS Official Result