"Audi" FIS Alpine Ski World Cup 2004/05
Men's 8th Giant Slalom, Lenzerheide(SUI). 12,Mar,2005
男子大回転、ステファン・ゴェルグル(AUT)大回転初優勝。
ボーディ・ミラー総合優勝確定、ベンジャミン・ライヒ種目別GS・V
男子大回転第8戦、レンツェルハイド(SUI)、2005年3月12日
Final GS Winner Stephan Goergl (AUT)
Bode Miller (USA) Wins Overall Title 2nd / Bode Miller (USA)
Benjamin Raich (AUT) Wins GS & SL Titles 3rd / Benjamin Raich
Photos: Hiroyuki Satoh (JSPA)

 大クリスタルカップは22年ぶりに大西洋を渡った。
 パルパン(レンツェルハイド)の「シルバーノ・ベルトラメッティ」コースで行なわれた男子大回転最終戦、ステファン・ゴェルグル(AUT)が大回転初優勝を飾り、同僚のベンジャミン・ライヒの野望に引導を渡した。強烈なプレッシャーに苛まれたベニィはいつものレースが出来なかった。ひょうひょうと平常心で臨んだボーディ・ミラーは本来の実力通りの滑りでベニィを圧倒した。

 最終レースに勝ったゴェルグルは今季、ビーバー・クリーク(USA)で行なわれたスーパーGで初優勝を挙げ、今日の勝利は今季2勝目となる。昨日行なわれたスーパーGでも3位に入り、絶好調で終えた今シーズンであった。優勝タイムは2分10秒51。1、2本目ともベストタイムをマークしての完全優勝である(2本目のラップはベンジャミン・ライヒとタイ)。

 ボーディ・ミラーは今日の2位で総合ポイントを1608とし、3位だったベンジャミン・ライヒの1404ポイントに204ポイント差を付け、明日のスラロームを待たずして総合優勝を決めた。1981、1982、1983と連続3年間総合優勝に輝いたフィル・メーア以来、実に22年ぶりのアメリカの総合優勝である。


 一方ベンジャミン・ライヒは今日の3位で種目別大回転のタイトルを獲得した。423ポイント。すでに優勝を決めているスラロームと合わせ今季2冠に輝いた。大回転2位はボーディ・ミラー、ライヒとの差はわずか2ポイント。3位は今季2連勝を飾ったトーマス・グランディ(CAN)、366ポイントだった。ヘルマン・マイヤーは362ポイントで4位、今季無冠に終わった。優勝回数も50勝タイ止まり。

1位 ステファン・ゴェルグル(AUT)
 「大回転初優勝で初めての記者会見です。ビーバー・クリーク(USA)のスーパーG優勝.からレースというものの新しい感覚を得て今日の勝利がきたように思います。スキーはすでに永いことやっています。母は元レーサー(クラウディア・ハヘラー)で妹も選手(エリザベート)で先にお立ち台にたちましたが、優勝は自分が先でほっとした次第です。オーストリアではスキーはナンバーワンスポーツ、良い成績を出さなければならないというプレッシャーは自分にもあります。ボーディ・ミラー? 彼はナイスガイ、スポーツには何が大事なことであるかを熟知しています。以前はインスブルックに定住していたし、自分もインスですから古くからの知り合いなんです。来季はスラロームをのぞいた3種目で結果を出したい」。

ボーディ・ミラー(USA) ワールドカップ総合、種目別大回転総合優勝
 「二つの目標のうち一つのみは果たした(今日のGSで勝っていたら種目別GSでもトロフィだったのだが)。しかし、総合優勝とは価値がある。世界のベストを果たした証明だからと思っています。祝賀パーティは帰国して自宅のフランコニア(ニューハンプシャー州)でやる。そこでは誰もが自分のことを知っているからです。人口2000人という小さい町です。目標を達したから次の事業も考えたい。いや、トリノ・オリンピックでということではなく、他のことなんです。オリンピックそのものは自分にとっては大きな意義をもつものではなく、そのためのモチベーションを得るとしたら疑問だ。あるいはホリディでトリノに行く方がいいかもしれない」。

ベンジャミン・ライヒ(AUT) ワールドカップ総合2位、種目別大回転総合優勝
 「総合の敗北感? いいやそんなことはない。最後まで戦い抜くことが出来た今季は満足です。大回転のタイトルはあるいは大トロフィよりも意義深い。すでに確定したスラロームと2個のトロフィを得て、世界選手権の5個のメダルと今季に不満はない。もし世界選手権の大回転でも金メダルを手にしていたら、それに満足してこのトロフィは得られなかったかもしれない」。

ヘルマン・マイヤー(AUT) ワールドカップ総合3位
 「今季クリスタルトロフィはなくても世界選手権の金メダル(大回転)は自分の大きな目標だったからそれでいい。これまでにいつもそうだったように、世界選手権で金を得たシーズンの終わりにはクリスタルトロフィはなかったんだ」。

Rank Bib Name Nation Run 1 Run 2 Total Time Diff
 1  8 GOERGL Stephan  AUT   1:05.35  1:05.16  2:10.51 0.00
 2  7 MILLER Bode  USA   1:05.60  1:05.59  2:11.19 0.68
 3  4 RAICH Benjamin  AUT   1:06.15  1:05.16  2:11.31 0.80
 4  5 MAIER Hermann  AUT   1:05.96  1:05.39  2:11.35 0.84
 5  14 NYBERG Fredrik  SWE   1:05.93  1:05.89  2:11.82 1.31
 6  10 RAHLVES Daron  USA   1:05.86  1:06.10  2:11.96 1.45
 7  1 PALANDER Kalle  FIN   1:05.72  1:06.39  2:12.11 1.60
 8  13 MOELGG Manfred  ITA   1:06.41  1:05.83  2:12.24 1.73
 9  2 BLARDONE Massimiliano  ITA   1:05.58  1:07.22  2:12.80 2.29
 10  24 GORZA Ales  SLO   1:07.62  1:05.73  2:13.35 2.84
 11  6 GRANDI Thomas  CAN   1:07.21  1:06.16  2:13.37 2.86
 12  19 GRUBER Christoph  AUT   1:07.22  1:06.20  2:13.42 2.91
 13  12 CHENAL Joel  FRA   1:07.41  1:06.12  2:13.53 3.02
 14  21 SCHLOPY Erik  USA   1:06.73  1:07.03  2:13.76 3.25
 15  18 WALCHHOFER Michael  AUT   1:07.89  1:06.05  2:13.94 3.43
 16  17 BUECHEL Marco  LIE   1:07.32  1:06.77  2:14.09 3.58
 17  22 DEFLORIAN Mirko  ITA   1:07.33  1:06.87  2:14.20 3.69
 18  9 DEFAGO Didier  SUI   1:07.05  1:07.16  2:14.21 3.70
 19  16 SCHOENFELDER Rainer  AUT   1:07.59  1:06.80  2:14.39 3.88
 20  27 STROBL Fritz  AUT   1:08.38  1:06.17  2:14.55 4.04
 21  20 ROCCA Giorgio  ITA   1:06.77  1:08.04  2:14.81 4.30
 22  15 SVINDAL Aksel Lund  NOR   1:10.95  1:05.24  2:16.19 5.68

Men's Giant Slalom Standings
Rank Name Nat. Points
1 RAICH Benjamin  AUT  423
2 MILLER Bode  USA  420
3 GRANDI Thomas  CAN  366
4 MAIER Hermann  AUT  362
5 BLARDONE Massimiliano  ITA  345
6 PALANDER Kalle  FIN  303
7 KJUS Lasse  NOR  258
8 SIMONCELLI Davide  ITA  207
9 GOERGL Stephan  AUT  206
10 NYBERG Fredrik  SWE  203
11 CUCHE Didier  SUI  198
12 RAHLVES Daron  USA  178
13 CHENAL Joel  FRA  164
14 DEFAGO Didier  SUI  153
15 MOELGG Manfred  ITA  142
Rank Name Nat. Points
16 SCHLOPY Erik  USA  108
17 SVINDAL Aksel Lund  NOR  96
18 GORZA Ales  SLO  88
19 DEFLORIAN Mirko  ITA  85
20 SPENCER Dane  USA  83
21 SCHOENFELDER Rainer  AUT  77
22 BUECHEL Marco  LIE  70
23 COVILI Frederic  FRA  67
24 ROY Jean-Philippe  CAN  64
25 WALCHHOFER Michael  AUT  60
25 RIEDER Arnold  ITA  60
27 GRUBER Christoph  AUT  58
28 SCHIFFERER Andreas  AUT  52
29 DE TESSIERES Gauthier  FRA  51
30 SENONER Lucas  ITA  50

FIS Official Result