FIS Alpine Ski World Cup 2001/02
Altenmarkt(AUT) Men's 10th Downhill. 06,Mar,2002
ステファン・エバハルター(AUT)、有終の美の今季10勝目
Eberharter Team Party Final Downhill Poduim,Hofmann, Eberharter, Trinkl
Men's Downhill Overall Podium
1st/Stephan Eberharuter(AUT), 2nd/Fritz Strobl(AUT), 3rd/Kristian Ghedina(ITA)

 男子滑降最終戦は3月6日、アルテンマークト(AUT)で行なわれ、総合、滑降のタイトルを決めているステファン・エバハルター(AUT)が今季滑降6勝目を上げた。今季通算10勝目である。2位には初の表彰台のアンブロッシ・ホフマン(SUI)、3位にクビットフィエル(NOR)で勝ったばかりのハンネス・トリンクル(AUT)が入った。

 オリンピックチャンピオンのフリッツ・ストローブル(AUT)が4位、オリンピック2位のラッセ・シュース(NOR)が5位、クリスチャン・グレーバー(AUT)が6位に入った。オリンピックでコンビとスーパーGで金メダル、滑降で4位に入ったオールラウンダーのオーモットは10位だった。

 トリンクルはソルトレークでスタート出来なかったことについてとくに不満に思っているわけではないが、自分が今シーズン十分に燃焼せずに終わったことについては残念だと思っている。したがって来季も続けると決意を表明した。

 女子の時よりも気温はさらに6度と上昇。タイムロスで地団駄をふむベテランたち。そのなかでエバハルターは誰にも勝利を譲ることはしなかった。
 「各部分のタイムは悪くなかった。自分のレースはどんな雪でもスキーを滑らせることを念頭におく、他には何もなし。 今季を振り返って長い選手生活で最高なシーズンであったという実感はある。仕事はハードだった。だが幸運もあっただろうと思う。喜びをもってレースに向かうためには休養も大切なものだ。今季はそれが出来なかったが、全部終わったら不精髭もここできれいにする(笑い)。チームの雰囲気は悪くない、しかし退屈だと思うこともある。だって我々は少年時代から一緒にレースをやっているんだ。
 自分は独身主義ではない、だがワールドカップで仕事中はファミリィのことまで心配する手が回らないよ。将来はハンネスやフリッツの方向に向かうだろうがね」

 スタート1番が幸いしたことは事実かもしれないが、中間部分で「いけない、転ぶ」という瞬間をリカバリーし、スイス人ホフマンはスイス製ストックリスキーで共にダウンヒル初てのお立台に立った。オリンピック金メダリストも世界選チャンピオンも下しての2位はなかなか実感がなかったようだったが
 「今季の目標、第1シード入りを果したことは嬉しいと思う。マテリアルは新しい滑降面で、ワックスも新しいものがうまくいった」
 真相は「トコは同じだが奴の板は液状のものを使った」と、レースシェフのウルス・ケーリン。

 「真実すさまじいシーズンだった。ケガ、復帰の意外な好成績、オリンピックのエントリーを逃したこと。しかし、これらをとうして来期はタイトル保持(世界選手権)という大きな目的が出来た。家族、3人の子供たちが見にきてくれたことは嬉しい」と、エバハルターをみてニヤリと笑ったのは3位、ハンネス・トリンクル。

 滑降総合2位のフリッツ・ストローブル
 「チーム同志はいい雰囲気だし素晴らしい仲間たちだ。だがスタート台に立ったら全ては敵なんだ。これは我々のチームの宿命。ステファンはよくやった、でもたまには交替してやった、それがオリンピックだった」

 ダウンヒル総合3位のクリスチャン・ゲディーナ
 「ああ、年だとは感じるね。だが仕事をまじめにやることはそれに関係ないよ」
[Kiyoko Hata, KiPO PRESS] 

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