ベルント・グレーバー

1日目 小回り整地(MPG 470KB)
 自分のコンディションとしては、ベストな状態でした。自分の滑りをチェックしてどこを気をつけなくてはいけないかも解っていましたし、非常にリラックスして競技をスタートすることができました。雪面状況は、非常に軟らかくスキーをコントロールしながらエッジングするのに少し困難な状態だったと思います。

 他の選手の滑りを見てて思ったのは、全体的に丁寧にゆったりとしたリズムで演技していたと思います。それに対して自分は、ギャラリーに対して歓声の沸くようなパフォーマンスをしたいと思いました。それで一種目目の、大回り~小回りのコンビネーションは、大回りと小回りのメリハリに気をつけて演技しました。スタートして直後アイスバーンに見えたましたが実際は雪が崩れるようなクラフト状態だったので、エッジングに気をつけて大回りを入れました。小回りの導入部分からはしっかりと誰にでも理解できる小回りを見せて演技しました。結果トップで気分的にも乗ってきました。小回り・整地は、サイドカーブがきつめの180cm新しいタイプのスキーで、切れのあるターンでエレガントな滑りを意識しました。

 3種目目の大回り・不整地・フリーは、課題的に何を表現すればいいか戸惑ってしまいました。私はその中で、まずショートターンを演技しながらジャンプを入れたりダイナミックなロングターンを織り交ぜ、スピードをうまくコントロールしながら全体をまとめました。私としても一番難しい技術で表現したと思っていますが、今一つ得点が伸びませんでした。少し疑問なのが、ただスピードを出して演技した選手が出した得点に対してそれより難しい技術で演技した自分の得点が出なかったことで、この種目のシステム自体に少しストレスを感じました。4種目目の不整地・小回りは自分自信でもあまり納得した滑りができませんでした。得意種目とする不整地種目だったのですがリズムのないコブに少し流されてしまい、パフォーマンスを出せず残念な結果に終わりました。

日本とオーストリアのカービングテクニックについて

カービングテクニックといっても様々なタイプがあり、それに対してのテクニックというのは多少の違いはあるかもしれませんが、基本的テクニックは同じだと考えています。それが日本であれ、海外であれ外スキーが主体で内スキーがアシストする形だと思います。その中で回転弧の大きさを調節し演技を変えていくのです。

明日のピンポイントレースについて

オーストラリアでもこのような競技はあります。自分ではまだ滑ったことはありません。明日の戦略についても今は何も考えていませんが、ルール自体がより多くのポイントを取ってより早く滑るということなので、そこから考えて戦略を立てていくしかないと思います。
他の日本の注目する選手はいますか?

自分も選手として出場しているのであまり着目はしていませんが、今日の不整地の小回りに関しては、渡辺一樹選手は非常に良い滑りをしたと思います。彼くらいが自分の印象に残りまた、自分の好む演技をしていたと思います。

大会直前インタビュー
大小のターンコンビネーション(MPG 1.2MG)
今までの国際技術選手権同様、高いモチベーションを維持したままで大会に出場できました。今年は,使用している用具、特にスキーがカービングスキーを中心にダイナミックでフィーリングのいいスキーにできあがっているので十分にカービングスキーの特性を生かしたスキーを表現できると考えています。また今年の技術選では、次元の高いカービング技術が求められる種目が多く取り入れられているようです。タクティスとしては,最初の「大小コンビネーション」では、リズム変化の伴ったスピードに乗ったシャープなターン弧を描きたいと思います。ターンの切り替えも重要で,ポジショニングにも気を配りたいと思います。後半の小回りでは,下半身の柔らかさから生まれる雪面コンタクトと,スピードがコントロールされたスキー操作を見てもらいたいです。

次の小回りは私が最も得意とする種目ですが,今回はノルディカのショートターン用のカービングスキーを使用し、雪面コンタクト,スピードに重点をおいたスキー技術で挑みたいと思います。斜面状況を見ると、前半が急斜面で徐々に斜度が緩くなるので,全体を通じて,メリハリのあるスキー操作が必要になると思います。

コブ斜面の小回りでは,ラインを見つけることが最も大切になります。同じ小回りでもリズム変化を途中にに入れることで,技術レベルの幅をアピールし,ストレッチングを生かしたダイナミックな滑りを目指します。昨年は積極的に攻めたのが裏目に出たので、今年は,しっかり雪面コンタクトを取りながらいきたい